ヘビのかかりやすい病気「細菌性鼻炎」
2022/08/22/
ヘビの細菌性鼻炎の病態
ヘビさん達の病気の中で呼吸器の問題は比較的多いです。
その原因の中には感染性(細菌、真菌、寄生虫、ウイルス)や非感染性(環境)などがあり、その中でも細菌感染などはそれ自身が原因となる場合の他、別の原因に基づく二次感染などもあります。
また、鼻炎が悪化すると肺炎まで生じることがあります。
ヘビの細菌性鼻炎の症状
鼻水、変な呼吸音、開口呼吸などがみられ、悪化してくると元気の低下や呼吸回数の増加などがみられます。
ヘビの細菌性鼻炎の診断
細菌であれば、鼻水などから細菌が検出されるかの確認を行うことで感染を判断することができます。
しかし、根本の原因であるのかの診断としてはその他の要因を全て否定していく必要があるため、完全な診断は難しいことが多いです。
細菌感染では、レントゲンなどの画像検査や血液検査も診断補助として悪化度合いや鼻周囲の骨の状態などの確認として有用です。
ヘビの細菌性鼻炎の治療
細菌が原因であれば抗生剤の注射や飲み薬などで治療を行います。また、呼吸状態によりネブライザーを用いて治療を行うこともあります。
根本の原因が他にある場合には環境の改善や感染要因の除去のための飲み薬や注射を別途行います。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
ホームドクターとしても、セカンドオピニオン先としてもご来院可能です。