コラム

ハリネズミのかかりやすい病気「細菌性鼻炎」

2022/11/28/

ハリネズミの「細菌性鼻炎」の病態

鼻炎はハリネズミさんに比較的多く発症してしまう疾患です。

原因としてはアレルギーなどの環境要因、感染、腫瘍などがあり、その中でも細菌の感染は比較的多い原因となります。

発症としては若齢のハリネズミさんに多いですが、成長してからも発症することがあります。

ハリネズミの「細菌性鼻炎」の症状

症状としてはくしゃみ、鼻水(多くは膿性で黄色く粘稠性のある鼻水)、呼吸音の異常などがあり、悪化により食欲の低下や呼吸困難などが生じてしまいます。

ハリネズミの「細菌性鼻炎」の診断

診断としては鼻水が出ている場合には採取し細菌の存在確認を行います。

また、画像検査による鼻の状態の確認や血液検査による白血球の上昇も診断の補助となります。

ハリネズミの「細菌性鼻炎」の治療

治療としては抗生剤の投薬を行います。

抗生剤の選択として感受性試験(原因菌に対して効果のある抗生剤を調べる検査)を行うことが最適とされておりますが、場合によっては検査を行わずに広範囲の菌に効果のある抗生剤を使用する場合もございます。

また、飲み薬で治療効果が得られない場合には点鼻やネブライザー、注射などの治療が必要となります。

 

吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。

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