フクロモモンガのかかりやすい病気「自咬症」
2022/11/14/
フクロモモンガの「自咬症」の病態
フクロモモンガさんの病気の中でも自咬症(自分で自分を噛んでしまう病気)はとてもよくみられる疾患です。
原因としては体の炎症や寂しいことでのストレス、外傷などがあります。
発生場所としては胸部の臭腺付近や陰部などが多いです。
フクロモモンガの「自咬症」の症状
症状としては高頻度の自分の体の舐めや噛みなどがあり、重度となると出血や皮膚の裂傷などが生じます。
フクロモモンガの「自咬症」の診断
診断としては問診によるお家での様子の確認や視診による皮膚状態の確認を行います。
また、原因特定のために問診によるお家での環境や視診による体の炎症などの確認も重要となります。
フクロモモンガの「自咬症」の治療
治療としては創傷部位の治療として止血や消毒を行います。範囲が大きい場合には縫合が必要となる場合があります。
原因の治療も同時並行して行うこと重要であり、原因が炎症である場合には消炎剤や抗生剤による治療を行い、環境性のストレスが原因である場合にはその改善を行います。
また、原因の改善がなされるまでの間はエリザベスカラーによる自咬防止も重要となります。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
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