コラム

デグーのかかりやすい病気「皮膚のできもの」

2022/09/12/

デグーの皮膚のできものの病態

デグーさんたちにできるできもの(腫瘍)の中でも皮膚にできるものは特に多いです。

腫瘍が出来やすいのは報告により異なりますが高齢が比較的多いと言われています。

デグーの皮膚のできものの症状

症状としては腫瘍ができる場所により異なりますが、足にできる場合には歩行異常や神経麻痺などが生じることがあります。

デグーの皮膚のできものの診断

病理組織学的検査結果に基づき診断します。術前に細胞診による仮診断を実施し、手術計画を立てることが理想的です。

しかし、発生部位や増殖速度が速く、細胞診の結果を待つことで切除が困難になることが予想される症例では切除生検を実施することも多いです。

膿瘍が疑われる場合には針生検などにより診断し、必要に応じて細菌培養・感受性検査などを実施する。

病変部の広がりや周囲組織への浸潤を評価するためにX線検査やCT検査は有用で、特に鼻腔内の病変を評価する際には頭部CT検 査が非常に有効です。

腹腔内の病変は超音波検査が有用であるが、消化管ガスの貯留がみられる症 例では評価が難しいことがあります。

デグーの皮膚のできものの治療

治療としてはできものの切除が一般的です。

また、足や尻尾などに出来ている場合には場合により断脚や断尾が必要となることもあります。

しかし、上記の治療では麻酔が必要となるため、その子の年齢や状態により対症療法での治療を行う場合もございます。

予後については腫瘍の種類によりますが、早期に切除ができた場合には良好である場合もございます。

 

吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。

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