コラム

ヒョウモントカゲモド(レオパ)のかかりやすい病気「代謝性骨疾患」

2022/08/01/

ヒョウモントカゲモド(レオパ)の「代謝性骨疾患」の病態

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は栄養不足、腎臓疾患などさまざまな原因により代謝整骨疾患になることがあり、その中でも特に食事や環境よるカルシウムやビタミンD3の不足が原因になることが多いです。 特に成長期やメスなどは発症しやすいと言われています。

ヒョウモントカゲモド(レオパ)の「代謝性骨疾患」の症状

症状としては、元気の低下、食欲低下、震えなどがあり、重度になると骨の変形(外見の変化)、成長不良、骨折、麻痺、消化管運動低下などが生じる場合があります。

ヒョウモントカゲモド(レオパ)の「代謝性骨疾患」の診断

診断としては問診による症状の確認や生活環境の確認、また、身体検査による外見の変化や震えの確認を行います。 その他には、レントゲン検査やCT検査などの画像検査による骨の濃度確認や、血液検査によるカルシウムやリンの確認を行います。

ヒョウモントカゲモド(レオパ)の「代謝性骨疾患」の治療

治療としては原因を正確に把握し、環境や食事の改善、内臓機能の治療などの対応が必要となります。 栄養不足に対しては、食事のカルシウム剤やビタミン剤量の調節、またそれでは足りない場合は、カルシウム剤の経口投与、筋肉注射、体腔内注射、血管や骨髄注射が必要になります。

その他、症状に応じて対症療法が必要となることがあります。 予後としては軽度である場合には症状が治ることもありますが、重度である場合には治りきらないこともあるため、早期の治療が重要となります。  

 

吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、モルモット、その他げっ歯類、鳥類、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)などの爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。 ホームドクターとしても、セカンドオピニオン先としてもご来院可能です。

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