ハムスターのかかりやすい病気「不正咬合」
2022/07/04/
ハムスターの不正咬合の病態
ハムスターさんは前歯がずっと伸び続ける動物さんです。
基本的には上下の前歯が擦りあうことで伸びすぎを抑制しております。
しかし、金属ケージなどを噛んでしまう子は歯の噛み合わせが悪くなり歯が伸びすぎてしまいます。
ハムスターの不正咬合の症状
症状の多くは、伸びてしまった歯によって、口の中を傷つけてしまうことによる痛みや違和感などに伴う食欲の低下です。
そのほかには、元気の低下や流涎などがあります。
また、歯根の周囲に膿瘍ができてしまうこともあり、その場合下顎の腫れなどが生じます。
ハムスターの不正咬合の診断
基本的には口の中をしっかりと観察することで診断が可能です。
ハムスターの不正咬合の治療
薬などでは対処できないため、定期的(2、3週間おき)に歯科用のカッターなどで歯を切る処置を行います。
歯根周囲の膿瘍ができている場合は、抗生剤や消炎鎮痛剤の併用の必要もあります。
また、基本的には歯を切る治療は無麻酔にて行うことが可能です。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
ホームドクターとしても、セカンドオピニオン先としてもご来院可能です。
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