コラム

ハムスターのかかりやすい病気「心臓病」

2022/07/18/

ハムスターの心臓病の病態

心臓病はまれに起こる病気の一種と考えられており、発症するのは一歳半以上の高齢のハムスターさんに多く、また、女の子は男の子よりも若齢で発症しやすいと言われています。

また、ゴールデンハムスターさんに特に多いと言われています。

この病気は体の起点となる心臓の病気のため突然死してしまうこともあります。

ハムスターの心臓病の症状

症状としては、呼吸が荒い、元気がない、食欲の低下、低体温などがありますが、心臓の病態の程度によっては無症状である場合もあります。

ハムスターの心臓病の診断

診断にはレントゲン及び超音波検査が用いられ、レントゲンにて心臓の大きさの評価、超音波検査にて心臓内部の構造の異常の評価を行います。

しかし、心臓病の子の場合、検査のストレスにより呼吸がより苦しくなってしまう場合があるため、状態を見つつの検査となる場合があります。

ハムスターの心臓病の治療

ハムスターさんの心臓はとても小さく、手術にて整復することはとても困難です。

そのため、一般的には強心薬や血管拡張薬、利尿薬など心臓の状態に合わせた飲み薬によって治療を行います。

しかし、飲み薬ではなかなか完治は望めず、一般的には症状の緩和及び悪化を防ぐ目的となり、発症後生涯飲み続ける必要があることが多いです。

 

吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。

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