ハムスターのかかりやすい病気「マイボーム腺腫」
2022/08/19/
ハムスターのマイボーム腺腫の病態
マイボーム腺とは、涙の成分の一つである油(涙がすぐに乾かないようにする働きをしている)を分泌している腺である。
そのマイボーム腺の開口部がばい菌感染などの炎症によってつまることにより、腺内に分泌物が蓄積してしまうことをマイボーム腺腫と呼ぶ。
眼瞼周囲に白色の腫れとして見えることが多い。
ハムスターのマイボーム腺腫の症状
基本的には症状はなく、腫れが認められるだけである。
しかし、腫れが大きすぎる場合や、その原因となったばい菌により眼自体にも影響が及ぼされる場合、涙や目が開かないなどの結膜炎症状が出ることがある。
ハムスターのマイボーム腺腫の診断
診断としては眼の観察が最も重要となり、確定診断としては、腫れている部位に針を刺したり切開することで内容物を確認し行う。
ハムスターのマイボーム腺腫の治療
治療としては腫れている部位に針を刺したり切開を入れて内容物を出し切ることで行う。
また、炎症などがひどい場合には抗生剤などを併用する場合もあります。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
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