デグーのかかりやすい病気「不正咬合」
2022/09/05/
デグーの不正咬合の病態
デグーさんの病気の中でも歯の疾患は特に多いです。
その中でも不正咬合(歯の噛み合わせが悪くなり歯が伸びてしまう病気)は特に多く、切歯(前歯)に比べ臼歯(奥歯)の不正咬合が多いのも特徴です。
原因としては、食事のバランスや歯根の問題があると考えられています。
デグーの不正咬合の症状
症状としては食欲の低下、よだれ、口を前足で気にする回数の増加などがあり、それに伴い口周りの皮膚炎や毛質の悪化なども生じます。
デグーの不正咬合の診断
診断は、視診による歯の伸び具合の評価にて行います。 その他にもレントゲン検査による歯根及び歯の評価も重要なります。
デグーの不正咬合の治療
治療として伸びた歯を元の長さまで削ることが重要となります。
その際、切歯であれば無麻酔で行うことが可能ですが、臼歯ですと口が小さく奥の処置が困難であるため伸び方にもよりますが麻酔をかけての処置になることが多いです。
また、治療後は食事バランスを含め環境の改善を行うとともに、悪化度合いにより処置後しばらくの間抗生剤や消炎鎮痛剤の投薬を行うこともあります。
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