チンチラのかかりやすい病気「消化管うっ滞」
2022/12/12/
チンチラの「消化管うっ滞」の病態
チンチラさんは消化管の疾患になりやすい動物さんです。
その中でも消化管鬱滞(胃腸の食べ物の流れが悪くなる疾患)は特に多く、原因としては食事の問題、ストレス、潜在疾患などがあります。
この疾患は年齢に関わらず発症してしまう病気となります。
チンチラの「消化管うっ滞」の症状
症状としては、便のサイズの縮小化、排便量の低下、元気食欲の低下などがあり、悪化すると下痢やぐったりするなどが生じてしまいます。
チンチラの「消化管うっ滞」の診断
診断としては胃腸の運動低下状態を確認するために触診での胃腸の張りの確認、レントゲン検査や超音波検査による胃腸の状態の確認を行います。
また、その他の疾患の確認として血液検査や便検査が必要となる場合もございます。
チンチラの「消化管うっ滞」の治療
治療としては飲み薬による治療を行います。 薬の種類としては胃腸の運動を促進する薬、鎮痛剤、胃粘膜保護剤などを用います。
そのほかの治療として、食欲が全くない場合には強制給餌が必要となる場合がございます。
また、飲み薬にて治療効果が得られない場合や重度の場合には点滴での投薬や脱水改善が必要となります。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
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