【ハムスターの飼育方法】体の特徴
2024/04/08/
こんにちは。ここではエキゾチックアニマルの特徴や飼育方法などについて少しずつ紹介していきます。
今回はハムスターさんの体の特徴についてです。
ハムスターの目
視野はおよそ270度、色を識別する錐体(すいたい)が少ないため白黒に近い色彩感覚であるといわれています。
視力はあまり良くなく目の前にあるものでもぼんやり全体像が把握できる程度ですが、光を感じる能力が高く、暗い場所では人よりも夜目がききます。
また、動体視力が優れており、素早く動くものには即座に反応します。
ハムスターの耳
聴力が優れていて、ヒトの4倍の音域を聞き取ることができるといわれています。
ハムスターさんは高周波の聞き分けが優れており飼い主さんの声や足音を覚えてくれます。
ハムスターさん同士はヒトが聞こえない超音波でやり取りしているそうです。
また、耳立てたり寝かせたりすることにより感情表現の役割も担っています。
ハムスターの鼻
嗅覚が優れていて、ヒトの40倍ほどと言われています。
この嗅覚で隠した食べ物を探すことができます。
嬉しい時や嫌なことが起きた時のニオイを覚えていることが多いです。
また臭腺が発達していて、そのニオイで自分を主張したり、周囲のハムスターさんの縄張りの範囲を把握します。
ハムスターの頬袋
ハムスターさんの口には頬袋があります。
頬袋は上顎と下顎の間にあり、たくさんの食べ物を詰め込むことができ、その容量は顔の大きさの2-3倍とも言われています。
食べ物だけではなく、巣作りに必要な草や木くずなどを頬袋に詰めて運搬します。
ハムスターの歯
「常生歯(じょうせいし)」と呼ばれる切歯(門歯)が生涯伸び続ける性質を持っています。
ものを齧る時に上下の切歯がこすりあわされることによってすり減っていきます。
歯の本数は上下合わせて16本あります。
鉄や銅などのミネラルが含まれているため、歯の色は黄色っぽいです。
ハムスターの臭腺
マーキングや個体識別、オスからメスへの求愛などの役割があります。
ゴールデンハムスターは両側の腰の部分
ロボロフスキーハムスターはお腹の真ん中あたり
ジャンガリアンハムスターはお腹の真ん中あたりと両側の口角
と品種により臭腺の場所は異なります。
オスメス共に臭腺がありますが、オスの方が臭腺が発達しています。
いかがだったでしょうか。
こちらのコラムでハムスターさんのことを少し知っていただけたかなと思います。
ハムスターさんとの生活がより豊かになれば幸いです。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
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