コラム

【ウサギの飼育方法】牧草の収穫時期・プレス方法について

2024/02/04/

こんにちは、吉祥寺エキゾチック動物病院です。

こちらのコラムではエキゾチックアニマルさんの飼育について少しずつ紹介していきます。

今回も草食動物さんの主食である牧草についてです。

前回は牧草の種類について紹介しましたが、今回は収穫時期やプレス方法について紹介します。

 

収穫時期

イネ科牧草の収穫時期の違いで呼び方や成分が異なります。

 

1番刈り

最初の刈り取り時期である春~初夏にかけて収穫されたもの。

もっとも茎が太く硬い。繊維質が豊富。

1番刈りは十分に土壌の養分を吸収するのでミネラルも豊富。

 

2番刈り

一般的に夏から秋にかけて収穫されたもの。

茎が細くやや柔らかくなるので食べやすい。

 

3番刈り

冬の初めに収穫されたもの。

茎が細く葉がほとんどのため嗜好性が高い。

繊維質は少ない。

 

収穫回数が早いほど栄養や繊維質が多く、

収穫回数が後になるほど繊維質やタンパク質が減り、嗜好性は高くなります。

 

プレス方法

牧草を収穫後に乾燥させて、袋詰めをする際に圧縮します。

 

シングルプレス

緩やかに圧縮をかける方法。

葉や茎が崩れることが少ないので、自然に近い状態を保つことができる。

硬めの牧草が好きな子におすすめ。

 

ダブルプレス

高圧縮をかける方法。

葉や茎が潰れたり、崩れていることが多いです。

柔らかい牧草が好きな子におすすめ。

 

ソフトプレス

シングルプレスとダブルプレスの中間くらいの圧力で圧縮する方法。

硬い部分と柔らかい部分が混ざっています。

 

前回に引き続き牧草について紹介しました。

一言で牧草といっても種類や収穫時期、プレス方法によってさまざまなバリエーションがあります。

それぞれの特徴を知って、その子にあった牧草を探してみてください。

皆さんとペットさんとの生活がより豊かになれば幸いです。

 

 

吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。

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