ハムスターのかかりやすい病気「頬袋の疾患」
2022/06/24/
ハムスターの「頬袋の疾患」の病態
ハムスターさんは口の中の左右にそれぞれ一つずつ頬袋と言われる袋を持っております。
機能としては、ご飯を溜め込み、運ぶことと考えられており、頬袋に入れた食べ物は簡単に外に出すことが可能となっております。
その頬袋にばい菌の感染や炎症、腫瘍などが生じることがあり、それに伴い頬袋が口から飛び出してきてしまうことがあります。
一般的にジャンガリアンハムスターさんに多いと言われております。
ハムスターの「頬袋の疾患」の症状
症状としては食欲の低下が認められることが多いです。
また、その他にも口のにおいが臭くなったり、前述した通り頬袋が口から飛び出してしまったりします。
ハムスターの「頬袋の疾患」の診断
口の中を直接器具にて観察することや、口から出てしまっているものを確かめることで診断が可能となります。
腫瘍などの場合はレントゲンや超音波検査などの画像検査が必要となることがあります。
ハムスターの「頬袋の疾患」の治療
ばい菌感染や炎症であれば抗生剤によって治療が可能となります。
しかし、口から飛び出してしまっている場合は頬袋を元に戻す整復術及び洗浄が必要となります。
また、脱出を繰り返す場合には皮膚とくっつけるように縫い合わせる必要や、原因が腫瘍の場合は切除などの手術が必要となる場合があります。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
ホームドクターとしても、セカンドオピニオン先としてもご来院可能です。
お困りの方は、気軽にお電話 または LINEにてお問い合わせください。