カエルのかかりやすい病気「赤肢病」
2022/10/03/
カエルの赤肢病の病態
カエルさんの病気の中でも多く見られるのが赤肢病です。
こちらは細菌感染による皮膚炎であり、足に生じることが多いため赤肢病と呼ばれます。
感染の原因としては環境の変化や水質の悪化、不適切な環境などによる免疫低下が多いです。
カエルの赤肢病の症状
症状としては皮膚の局所的な赤みや炎症などがあり、悪化すると皮膚が裂けてしまう状態にまでなります。
また、感染が重度となると全身の皮膚炎・皮膚の変色・体のむくみ・元気食欲の低下・内臓障害などが生じることもあります。
カエルの赤肢病の診断
診断としては問診による環境の確認、また視診による皮膚および全身状態の確認を行います。
その他に、感染部位を検査し感染物質の特定を行うことも重要となります。
また、全身状態の異常が疑われる時には内臓の状態確認のために画像検査などが必要となる場合もあります。
カエルの赤肢病の治療
治療としては注射や薬浴などによる抗生剤の投与を行います。
また、環境の不備などがある場合にはその改善や、明確な原因がない場合であっても水槽の洗浄も重要となります。
感染は同居の子へうつる可能性があるため、同居の子に接触する際には細心の注意が必要となります。
吉祥寺エキゾチック動物病院では、うさぎ、ハリネズミ、フェレット、ハムスター、その他げっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類などエキゾチックアニマルを広く診療しております。
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